統合失調症なう

世の中から統合失調症への偏見をなくそう!

はじめに

 はじめまして。A.K.projectと申します。私は統合失調症患者で、今なお療養中の身です。症状としては幻聴や妄想があります。といっても、今は病院の先生やお薬のおかげで、日々元気に暮らしております。

 

 私は14歳ぐらいの時から神経・メンタル系の病気(自律神経失調症)にかかり、その後、電車内でのパニック障害強迫神経症(克服しました!後でその方法をお伝えします)を経て、26歳で統合失調症と診断されました。現在35歳。今年(2018年10月現在)で統合失調症との診断から10年目の節目ということで、統合失調症患者の方はもちろんのこと、そのご家族や雇い主の方、一般の方に、もっとこの病気の事に対する理解を深めていただき、世の中からこの病気への偏見をなくすために自分が出来ることはないか? と考えるようになりました。自分に出来そうなことの一つとして、ブログを立ち上げるという行動に移そうと思いました。

 

 話は変わりますが、統合失調症というと、何か怖い病気である!とか、患者は気持ち悪い人だ!などといった偏見が強い、という現実が実際にはあると私は感じています。また、統合失調症にかかっているにも関わらず、あえて通院をしないという人も少なからずいます。

 

でも、それっておかしいと思いませんか? 体だって心臓病や脳の病気、がんのように重い病気にかかることがあります。心だってそうです。それなのに体の病気の場合は、ほぼ偏見なく病院に行くのが誰しも当たり前のことなのに、心の病気の場合は、病院に行くことすらどこか気恥ずかしいことだ、と考える人も少なくありません(実際私の家庭内にもそんな人がいます。悲しいことです)。

 

 私はある会社で、障害者枠で病気をオープンにして働いた経験があります。しかし、現実はとてもとても厳しいものでした。もちろん中には理解してくれる方もいました。ですが、私の皮膚感覚から言えば、8~9割の人は程度の差はあれども偏見を持っていたように感じます。具体的に言えば、挨拶しても返事をしてくれない、あの人には大事な仕事は任せられないと陰で言われる、必要以上に距離を置かれる、内履きにウンコを入れられる、などといったことです。ウンコの件はともかく(苦笑)、結構そういった点に共感してくれる統合失調症患者さんで働いている方、少なくないのではないでしょうか?

 

 さてさて。

 

 こういった経緯もあり、昨年(2017年)わたしはその会社を辞職しました。当時は悔しい思いもありました。けれど、今ではむしろ辞めて良かったと、スッキリした思いでいます。

 

 当ブログでは、私のつたない体験(つたないけれども、お医者さんではなく患者としての実体験。患者だからこそ理解できることもあると思うのです)をもとに、統合失調症を多くの方に理解していただき、日本社会からこの病気への偏見を無くすことを第一目的としたいと思います!そのために私自身もより勉強していかなければ!と、身が引き締まる思いです。

 

 また、それだけでは面白いブログにならないと思いますので、大好きな読書からその書評、ファッションバイヤーのMBさんのおかげで最近ハマっているファッション、その他雑談などなど、出来る限り継続してアップしていきたいと考えております。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。これからもどうぞ引き続き、気楽に読んでいってもらえればと思います。私も出来るだけ気楽に書いていきたいと思います(笑)

 

 また、ブログ内の表現に、数々至らない点もあるかと思いますが、そういった場合、皆さまのご教示をお願いいたします。書き直しもマメに行っていく予定です。

 

                                                                                   2018.10.1    A.K.project