統合失調症なう

世の中から統合失調症への偏見をなくそう!

広島市の人口よりも多い患者数?!

 統合失調症は、およそ100人に1人がかかる病気ということで、決して珍しい病気ではありません。日本の人口はおよそ1億2700万人だそうですから、日本全国に約127万人いる計算になります。広島市の人口が大体120万人ですから、統合失調症患者は広島市まるごと一個分以上の人がかかっていることになりますよね。

 

 これは、ぜんそく患者と同じ程度の数でもあるそうです。ひょっとしたら、自分の周りにも統合失調症の人を知っているという読者の方がいても不思議ではないですね(病気を隠している統合失調症患者も少なくはないですが…)。

 

 私の所属していた中学校の一学年の人数が確か250人ほどでした。さっき言った割合が正しければ、統合失調症患者は2.5人(2人ないし3人)ということになります。そのうち一人が私で、もう一人が私の友人です。もしかしたら、さらにもう一人いてもおかしくないですね。

 

同じ病気をもつ仲間とはありがたいもので、お互いの症状や服薬状況などを相談しあったりすることができます。私は、この薬は副作用が少ないとか、太るとか、飲むと死にたくなるとか、飲むとインポテンツになるとか、貴重な情報を得ることができました。患者の皆さんも、一人で悩むよりも、相談の出来る仲間を見つけられるよう、少しだけ頑張ってみてはいかがでしょうか?また、自分は同じ病気ではないという周りの方も、是非患者さんの良い聞き手になってもらえると、本人はとても助かると思います。実際私もそうでしたから。ポイントは、批判するのではなく、じっくりと共感するように聴くこと(傾聴といいます)です。