統合失調症なう

世の中から統合失調症への偏見をなくそう!

入院(1)

 入院は、一般的にいって、患者本人にとっても、家族にとっても、辛い事です。

 

 ですが、ある時期の患者にとっては、入院はその後の回復のために重要です。

 

 私は当初、「急性混乱」と医師に告げられ、入院することになりました。この時はまだ統合失調症だという診断は確定していませんでした。文字通り、頭の中がただただ混乱し、「怖いよー、怖いよー」などと、妄想にうなされ、連呼していました。

 

 ここが重要なのだと思うのですが、最初の症状が強く出た人のほうが、後々は回復具合が良いというデータがあるということです。実際私もとても辛く、もう私の人生終わった、などと思っていたのですが、それは心配が過ぎる!と後になってから気づきました。色々な症状の方、いらっしゃると思いますが、症状が重いからといって、絶望しないで欲しいと思います。

 

 一晩目の夜、私はまったく眠れませんでした。血圧もかなり高く、心拍数もかなり多かったと記憶しています。「この注射、強いお薬なんですか?」と聞く母に、看護師さんは「はい、相当強いです。朝までぐっすりだと思いますよ!」と返しましたが、私は明け方になっても眠れず、トイレ(おしっこ)にも20回以上行きました。これには看護師さんも「嘘だろ!?」とおっしゃっていました。今になると笑い話ですがww

 

~続く